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ネックリセット / Ovation 1885-NBBG


 

ネックの角度が狂えばリセットしなければなりません。

角度が狂ってしまう原因は大きく二つあります。

ひとつは製造不良、もう一つはチューニングのしっぱなしで放置。

このOvation は後者。

張力が掛かり続けボディが分かり易く歪んで(つぶれて)います。

歪んだ分角度が狂いますが、これはセンターもかなりずれちゃって、1弦がはみ出しちゃってます。

 

 

見える穴はジョイントボルトが入る穴で、アジャストナットは木で補修してあるその上に来ます。

剥がれと元からある隙間は補修します。

 


 


 

剥がれを直して、隙間を補強して、アジャストナットはグリスアップしてついでにワッシャーも足しておきます。

ネックをセットしたらすり合わせをします。


 


 


 


 

ネックの角度、センター良くなりました。

昔はそんなことは無かったのですが、Ovationの弦高が数値の割りに高く感じたり見えたりするようになりました。

感覚も時の流れとともに変わっていくのでしょうか。

ですので、Ovation は通常の弦高よりも少し低めに調整します。

若い時はJ-45よりもTexsan、B-25よりCortezが好きでしたが現在は逆です。

多分に年齢的に聞こえる音が変わったので、好きな音が今はギブソン寄りなのかなと思ったりします。