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ネック折れ修理(塗装修正あり) / Gibson J-45


 


 


 

ネック折れをホームリペアでトライしたもののダメでした、と言うよくあるケースでございます。

 


再接着するに際にあたり、古い接着剤を取り除いている最中にが画像を撮っています。


白っぽくなっているのが接着剤です。

こちら側の接着剤はほぼ除去された状態です。

 

接着剤の種類はおそらく何かしらの木工用の接着剤かなと思いますがタイトボンドなら、これだけ接着面が大きいので、ちゃんと接着していれば、もしかしたら再発せずに普通に使えたかもしれません。

但しそれは最初の修理の際の事で、2度目なら補強が必要だったと思いますし、再接着するならば古い接着剤は取り除かなければ補強があってもやはりだめだったかもしれません。

 

付着している接着剤を取り除くのに、こうなっているととてもやり易いです。

タイトボンドでのネック折れ修理は必ず補強が必要になりますが、当方では基本補強は必要のない接着剤にて修理します。

 


 


 


 

補強しなくて大丈夫なんですか!や、何故ですか?等々あると思いますので、しばらく書いてなかったので、改めて書いてみます。

 

「基本的に補強をしない訳(場合によって必要)」

1)補強の要らない接着力の接着剤で接着する為

2)再度アクシデントがあった際に近いところで折れた方が都合が良い為、何故なら補強があった場合は折れ方が複雑になったり、他の部分で折れてしまう場合や中途半端な折れ方になるとかえって面倒になる為

3)手間がかからなければ安く出来る為

4)「そのような接着剤で修理して音が悪くならないか」と言う意見もあるが、「元のネックを削って他から別の材を足す事の方が音に変化を与えてしまうのではないか」と当方では考える為、しかも折れた所同士であれば密着度が高く、平らに直された接着面より接着強度が高い為

(理屈から言えば修理後は音に変化はあるが、ネック折れの修理でそこまで音の変化を感じる人は少数)

5)通常使用でそれ以上の強度は必要ない為(タイトボンドの接着なら補強は必須)

以上のような理由がある為です。

 


 


 

出来る限り週一(大体土曜の定休日)にブログを更新出来るようにやっておりますが、本日、大晦日で、土曜日。

本年も誠にありがとうございました!