ロゼットを乗っけちゃうところもさることながら、同じ時代にOvationがあるのは偶然なのでしょうか。
音響効率などのデータを元に、新しいブレーシングパターンを考案した辺り等は全くOvationと同じアプローチですね。
カーシャさんと言う先生が考案したとても複雑なブレーシングパターンのギターでブリッジのデザインも全て理にかなっているギターでした。
但し、ヒットする事無く終了。
Ovationも研究が繰り返されブレーシングパターンも何種類も考えられましたが、結局メインに採用したのはクラシックギターの伝統的なファンブレーシングに似たパターンが残り、現在ではそれもやめちゃってフォークギターの伝統的なエックスブレーシングになっちゃってます。
Ovationがオベイションらしさを捨てちゃった。
私が思うのは体と心、感覚で感じるものを数値に置き換えてそれを具現化する事は出来ない(相当難しい)と思っています。
多分…多分ですよ集めたデータは、音が伸びるポイント、音が大きいポイント等なのだと思いますが、それをいい音だとしたのだろう思います。
そこも大事だと思いますが、1番大事なのは何事もバランス。
奇跡的なバランスで出来たものはそれ以上変えようが無いのです。
Martinはものすごく昔に「これや!」と辿り着いたブレーシングパターンのまま基本の形は現在も一切変わりません。