スタッフの山口です。
とうとう3週目に突入しましたが、まだ道のりは遠そうです。
写真は折れたXブレイシングを整えているところ。
修理は極力使えるところは生かします。一般的にオリジナルに近いほうが楽器修理は良いとされていますので今回も継木して直します。
直角も出ていい感じ。
ほら、いい感じです。
何となく出来そうな気がしてきました。
仮加工したトップ板をはめてみてさらに希望が見えました。
サウンドホールから入れられるジグの大きさには限りがありますので、中で組み立てられるようにする必要があったのです。
簡単な作りですが、バックである底面に置きながら組める、というのはボディー内部での作業には便利。というのがこのジグのいいところですが、たいしたものではなく恐縮です。
うん、ちょうど中が見やすいです。
これは今後もエンドブロック付近の修理に使えそうです。
来週はいよいよここを塞ぎます。
自分の中ではピッタリとブックマッチできるか一番心配していた工程ですが果たしてうまくいくでしょうか。
次週もお付き合いくださいませ。なにせ2年間の記録でございます。
今週も最後までありがとうございました。