分かり易くフレットが浮いてます。
音が詰まったり、ビリついてしまう場合はフレットが浮いていないか見てみましょう。
フレットのエッヂは切って斜めに削っただけです。
これだと演奏中チクチクしてストレスになります。
14フレット以降は、ぼぼ切っただけのような状態です。
あまりよその仕事は悪く言わないけど、
こっちは触らないからと言っても、ちょっとひどいね。
これはどういう状況かと言いますと、ネックジグなる道具に括り付けてある状態です。
以前にアップしたブログの中でも説明してる部分があります。
チューニングしてある状態のまますり合わせの作業が出来る、と言う代物。
しかも演奏中のようにギターを横にした荷重状態を再現してます。
このような大げさな装置でやりますとついつい見せたくなってしまいます。
これがどれくらい良いかと申しますと…そんなに万能ではありません。
何でも同じやり方でするのも間違えでは無いとは思いますが…。
私はケースバイケースなんだろうと思います。現状ネックの状態は、ロッドはどうなっているのか、どの様にすり合わせしたいか、色んなことを考えないと(折角良い道具があるのに上手く使いこなせていないだけかもしれませんが、)上手く行きません。
浮いてるところは押さえつけてすり合わせ。
エッヂは角を取って演奏中に手が痛くならない様に。
ハイポジション側は触らないけど、同じように角を取って揃えます。
浮いているフレットは押さえつけてと書きましたが、叩いてもはねてしまう場合は接着剤で押さえます。
浮いている本数が多い場合は一旦全て抜いて打ち直す場合があります。
一旦抜いて、打ち直してやるとしっかり喰い付て気持ちが良いのですが、1本だけ打ち直したところが低くなってしまいます。
そうなると他のフレットが気になりますので、こっちも打ち直さなきゃ、それ直すと、こっちも、となってしまいます。
出来る限り手を加えて出来るだけ良い状態にしたい場合もありますが、当初の不具合を改善するだけならばコストも余計にかからずに済みます。
出来るだけお金を掛けたい方は、是非お申し付けください。
すごく張り切ると思います。