スタッフの山口です。
今回はブリッジが剥がれた状態で当工房にやってきた真っ赤なコイツです。
見てわかる通りラッカー塗装の上からニカワかタイトボンドでくっつけてありました。師匠の皆川氏に聞いたところ「たまにあるよー」とのことでした。
木対木の方が接着力が増しますので接着面の塗膜だけを慎重に剥がしていきます。
オーナーがアジャスタブルサドルを外した時に赤くないとガッカリする人もいるのでサドル部はマスキングします。
慎重にやらないととんでもないことになります。特にオールドギターの塗装の色合い、質感を一部だけ修正して完璧に戻すのは現実的ではありません。
無理な力をかけずに接地面がピタリとなるように調整します。力ずくは厳禁です。
男前に戻りました♪いい感じ。
好き嫌いが分かれますが、僕はハカランダサドル好きです。
ラウンドショルダーにチェリーレッド、ホワイト厚型ピックガード。カッコいいともカワイイとも言えるルックス。1960年代はミニスカートが流行ったハイカラ?時代、ギター業界にも影響を与えたのでしょうか。
正面に向いてくれました。
思わずドキッとしてしまうルックスのpナイスギターです。
今回もご覧いただきありがとうございました。