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ネックリセット、バインディング剥がれ / Martin OOO-45




① 45グレードでもこの頃(現在は無いと信じている)のネックジョイントのシムは紙切れです。

②③ ④バック側のバインディング剥がれ、The Martin現象と言いましょうか。

④ このギターの場合は2本のバインディングでボトムで継いであります。

通常は1本のバインディングで巻いてあるのですが、この象牙柄のバインディングは長いものが無いのかもしれません。

 


 


 


 

リフレットしましたのでナットも交換してあります。

私のブログの画像の配置はスマホで見ますと私の予期しない配置になってしまっていますが、PCで見て頂けると前後の画像が全てではありませんが、なるべく比較し易いい位置に置いてあります。

よろしければ過去のブログも見て頂ければ、比較し易く画像を配置してあります。

 


 


 


 

ネック角度が付いて14フレット以降が下がる為、指板エンド部に向かって厚くなる様に調整してあります。

指板に厚みを付けた後、バインディングも付けなければなりませんので多少面倒です。

Gibson L-1  ←よろしければご覧ください。

 

 

必ずこのサドルの画像の際に言い訳が入ります。

もうちょっと低い方がカッコいいのに。

なのですが、低く狙って角度を決めて、リセットしてリフレットも終わり、サドルは低いけど低過ぎになってしまった場合は、やり直しです。

ここまでやってもう一回ネックを外さなければならなくなり、角度調整しなければならず、そうなるとまた他の部分も変わるので各々調整が必要になります。

「あ、ヤリナオシダ…」

その時ってね、すごくガックリするんです。

また、あーならない様に少し高目になった場合も、思いの外サドルを削らなければならない場合もどっち転んでも良い程度に角度を決めます。

なので、サドルが低くてカッコいい時はたまたま!

いや、たまたまでは無くてちゃんと考えて仕事してますが、なかなか思い通りにはいかないと言う事でございます。