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ボディ割れ / Ovation 1718-1


トップクラックの修理は画像的に見た目が分かり難く地味なので画像が少ないのですが、


これ位行ってますと見た目も良いです。

ブリッジ剥がれは貼り直しますが、完了画像は撮り忘れました。

 


 


 

Ovationの塗装膜は分厚いので、研く作業は剥げてしまう心配が少なくてとても良いのですが、非常に硬ーい塗装の為、仕上げ磨きがとても大変です。

 

 


 

なかなか、細かいペーパー傷が消えなくて大昔には失敗もしました。

Ovationのカラーバリエーションはとても多くて、中には密着していない(剝がれやすい)色があります。

そしてウレタン塗装はラッカーと違い、層になって乗っかっているイメージです。

その細かいペーパー傷をバフで磨き込んで行くのですが、早く終わらせないとドンドン熱を持ってきて、塗装に何らかの事象が生じます。

一定の時間で消えないキズは、諦めて再度水研ぎし直さなければならないのですが、水研ぎしますとそれまで磨いてきて、ある程度きれいになったのに、またやり直しになります。

ですが当時の私は、「あと少し!」とむきなってバフ掛けしてしまいました。

そしてトップコートが剥がれてしまいました。

文字で見ればそれ位、何も問題無さそうに感じますが、カラーによってはごまかしが効きません。

その頃のOvation の修理は代理店から請け負っておりましたので、営業の方のお力で何とか納めて頂いたと思います。

 

今思えば、いろんな人たちに助けられて来たなと、その時々助けて頂いた方々には全く恩返しもしておりませんが、こうやって続いている事がせめてもの恩返しでございます。

皆様のおかげで今も修理屋を続けていることが出来ております。

 

最近まで人生を振り返るとか、語るとか、未だ出来ないと思ってきましたが、もうそろ還暦の支度が始まろうかと言う齢ですので、そういう事も必要かと思う今日この頃でございます。