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ネック折れ修理(塗装修正無し) / Martin OO-15


薄皮1枚で繋がっているようです。


過去にも修理しているようですが、接着剤が少なかったか、弱かったようです。

接着剤は何が使われていたかは判別できませんでしたが、タイトボンド等であれば補強が必要…

ネックが折れてしまった時は、焦ってくっ付けたりせず、出来るだけ現状維持して頂ければ助かります。

Martin やGibson等のようにラッカー塗装の場合は、粘着テープ等で固定しますと塗装が反応してしますので、そのまま持って来て頂ければ幸いですが、心配な場合は何か布等で巻いて保護してください。

ただこの状態で布やタオルを巻きますと、ケースに入らなくなるかもしれません。

大げさに保護しなくも、折れている部分が擦れたりしなければ大丈夫です。

 


弦を外して


ペグを外している途中で


ヘッドは取れてしまいました。

このように分離してしまった場合は、移動中ケースの中で動いたりしない様に、もしくは動いても大丈夫なように何か巻いていただければ助かります。

 


 


 

塗装修正無しの場合は、仕上がり具合が区々になります。

修理実績の塗装修正無しのページを覗いていただけますと、いろいろな例がご覧いただけます。

塗装膜がしっかり厚みがあれば、塗装修正無しのプランでも剥げずに割ときれいに仕上がる事があります。

接着後は手触りに違和感がないように研く為、元々塗装が薄かったり、2度目の修理等の場合は、ある程度剥げてしまいます。

 

 

 

レリック等のエイジド加工されたものが好きな人は、修理跡を塗装修正して隠さない方がカッコ良いかも。