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ジャック周りの割れ修理 / Gibson CF-100E


スタッフの山口です。今回はジャック周りがグダグダになったCF-100Eの修理です。

写真の通り、ピックガード用のセルロイドか何かで長年誤魔化してあったようです。


アッセンブリーをしばらく外しておきますが、外す前にどのようであったかを必ず写真を撮っておきます。


セルロイド板を外してみたらこんな感じでした。


一応、補強はしてあるようですが、もちろんこちらも新しくします。


まずは嵌め込む板の寸法を決めて穴を長方形に整えます。


四隅をドリルで開けてから、


ミニのこで切り取り、


やすりで綺麗な長方形にします。


ここでマホガニーの補強を4枚用意します。長さはボディ厚の内寸で作りました。


ここに補強を2枚、内側から貼ります。


こんな感じで一日置きます。


こんな感じになりました。


同じように残りの2枚の補強を中心部に貼りもう1日経過しました。


ここからは長方形の穴にピッタリに用意したサイド板を貼っていきます。


1mm厚の板を3枚重ねて3mmくらい、ツラが合いましたね。


先ほど映っていたけどスルーしたジグはこのように使います。


内側からみるとこうなってます。


ペグを巻いて内側と外側から挟み討ちで圧力をかけて接着させます。


1日経過しました。


しっかりと蓋ができたようです。


あとは塗装を切りのいいところまで剥がして、、


こんな感じに。


木目を合わせたり描いたりします。


着色前だとこの写真のように見て分かりますが、このあと着色すれば意外と気が付かないと思います。

最後は着色とラッカートップコートで完了です。(写真見つからずここで終了)汗

 


 

修理屋は写真のような専用ジグを必要とします。どうしてもサイズや修理箇所が毎回違いますので、そのほとんどが自作になります。

ジグ作りはその時の修理一回のために作ることもあり、とても面倒なことではあるのですが、もし優秀なジグが完成できれば、その時点で修理の半分は終わったようなものです。それだけ修理屋にとってジグを考え、作り出すことは大切なスキルの一つであると言えます。

このペグを使ったジグを作った人はきっといろんな便利なジグも作っただろうことが容易に想像ができますね。

本日も最後までありがとうございました。