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ブリッジ貼りなおし / Martin oo-28G


 

こちらの画像、ぱっと見た目何の変哲の無い画像ですが、よく見ると気付きます。

若手のリペアマンさんが間違って、逆さまに貼っ付けっちゃってお困りの末、当方でお預かりの流れになりました。

クラッシックギターのブリッジの形状は上下外周が同じなので、20年に1回位こう言う話聞きます。

間違っちゃった人がやり直せば、技術も責任感も向上するのですが、「もうこれ以上なんかやらかしたくない。」

と言う気持ちも分からなく無くもないです。

剥がす際は、多少なり隙間がある事がほとんどですが、しっかり貼り直してありますので、私もやりたくありませんが頼られるうちが花ですので、ガンバリます。

 


暖めながら、少しずつ剥がして、また暖めて、少しずつ繰り返します。

端が削れてしまいました。

ブリッジもまだ歪んでいますので、一緒に修正します。


双方の接着面を調整します。

ブリッジは時間の経過と共に大概歪んできますので、平らになるように調整してから貼りなおします。(色が少し違う部分は、エボニーを足してあります。)

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上手くいってよかったです。

私も間違わないように、改めて気をつけます。