弦高を下げたくてブリッジを極限まで削って、サドルの溝がトップまで入っちゃってる、ペラペラなブリッジ、これをちゃんと厚みのあるブリッジに作り直します。
ハカランダは削ると甘い匂いがします。
削ったので色が変わりましたが、時間が経って酸化してくるとまた、赤茶色になってきます。木目のイメージも削る前と変わります。
フレットにまだ余裕がありますので、今回は打ち直さず、すり合わせで仕上げます。
大分錆びちゃってますけど、どれくらいきれいになるか。
右上の画像で15フレットを抜いてありますが、その溝に穴を開けて蒸気を使って、ジョイントを外します。
ネックの角度をブリッジの厚さに合わせてリセットします。
新しいブリッヂの溝は貼り付けた後で切り込みます。
「ブラジリアンローズ(ハカランダ)はあるときだけですので、ご用命はお早めに。」
リセットして、フレットをすり合わせしました。
指板(フィンガーボード)の裏に木を足して、厚みをつけます。
古いギターのサドルは出過ぎないのが、かっこよいです。
いいですね。(自画自賛)
ヒールもピッタリ接地するように。
基本的には接着剤でくっついているのではなく、
ジョイント(ダブテールジョイント)の形状によってテンションがか掛かってもヒールに僅かな隙間も出来ない様に、調整してセットします。
現行品のマーチンなどで、ヒールに隙間が出来るのはジョイントの精度が悪い(ゆるい)と言う事です。