Ovation Adamasの場合、ハイポジション部をトップに着けてしまうと、14フレットから指板が極端に折れ曲がってしまいますので、通常その部分の指板は浮かせてありますが、いろいろな理由から着けられてしまう事があります。
確認できるでしょうか、折れてハイポジション部が下がっています。
そのポジションも弾きたい人にとっては不都合で、アダマスらしくない雰囲気でもあります。
浮いている隙間の大小は、個体差があります。
初期型のアダマスのこの部分は全く接着されておらず、その為にあった問題を解消する為に、この後のモデルから浮いている状態のまま接着されるようになりました。
この画像から分かる最初期のモデルの特徴のひとつは、バインディングとトップ材の間に白いラインはありません。
エポーレットが貼られてから塗装されていますので、エポーレットの縁に塗装がかかっています。
ボディが木材じゃ無くてもオールドって、よいです。
指板エンドが接着されていない為に出る不具合としては、隙間が狭い場合は、先端が表板に微妙に触れてしまって、ノイズ(共振音)が出てしまう事、指板がふわふわしていますので、そのポジション上での演奏では音に全く腰がない事や、14フレット以降上側に曲がついてる場合は演奏上問題があります。