サザンジャンボのリフレットです。
オールドギターの指板は、軽く調整する程度でリフレットできる物は多いと思いますが、時折、結構削らなければならない場合や過去に大分削られていて、もう少し削らなければならない場合に、指板のインレイが消えてしまう事を心配しなければいけない時があります。
それなりに古い貴重なものですから、パーツも出来るだけ残った方が良いとは思いますが、そのものをどうするかはオーナー次第です。
出来るだけ状態やパーツを温存したい人。 使う道具(ギター)ですから余計なコストは掛けずに出来るだけ使いやすい状態に、パーツが無いとか、壊れたりすればその時は、それなりの物を付ければ良いではないか、と言う人。
(もちろん、しっかり修理して、オリジナルパーツも大事にする人も沢山いますが。)
アコースティックギターの場合は、エレキのオールドとは違い、「オリジナルパーツじゃないと、価値がさがっちゃう~。」なんていう人は少ないですから、修理する場合、多くは後者。
何故なら、ほとんどのアコースティックギターは修理しなければ、使い続けることが出来ないからです。
ストラトやレスポールの様にただ、板にネックがくっ付いているだけ(ちょっと言い方が乱暴。)のギターであれば丈夫ですし、パーツはビスで留まっていますので、修理暦が無いものもあり、オリジナルパーツの有無で価値にも差が出ると言う訳です。
私が楽器店のアルバイト時代、”1957年製Gibson LP Jr.”を17万円で委託に出していた時に、店員の先輩に「高けーよ。」って、つっこまれていた時代からオールドギターと付き合ってきたおじさんは、古いのは気を使って弾くものではない、と思ってしまいます。
やはり現在は、所有するだけでもいいのかな。 高いもん。