アフリカの弦楽器のネック折れ。
専門外ですがこの時は、置く場所がありましたので、預かりました。
大小関係なく、ギターの中に違う形があると場所を取ります。
ゲンブリの方が通りが良いみたいですが、オーナー曰く細かく分類するとハジューシと言う楽器らしいです。
この模様は描き込んでいるのではなく、細いアルミの板を溝に打ち込んであります。
これが楽器全体に入っています。
この楽器のネック折れも当然、当方では補強はしませんが、補強する場合もしない場合もやはり強度は必用です。
弦のテンションだけ考えれば然程心配は要りませんが、重たいボディの取り回しに耐えなければなりません。
このネックは過去にも折れて修理されています。
上の線が過去修理で、下側が今回の修理。
過去の修理部分も補強無しで、強度が十分です。
再度折れた時は、しっかり強度がある接着部の近くが割れます。
過去に折れ易かった部分は修理され強度がありますので、必然的に近くが割れます。
これは少し離れていますが、面1枚の近くが割れる事が多いです。