Ovationのネックリセットです。
ネックが付いたままだとグリスアップし辛いので取った際にしておきます。
ワッシャーを足すと多少効きに余裕が出来る事があります。
特にこのようにネックの角度が狂って弦高をちょっとでも下げようとしてアジャストロッドを長い間、締め切っている場合や反りが酷い場合など癖が付いてしまっている為か、過去に締めた分(量)程戻らず、アジャストロッドの効き幅が狭くなる事があります。
その場合ワッシャーを足してナットの位置を戻すと、多少効きも戻る事があります。
全アダマスモデルではありませんが、一定のモデルのボディはこのように空洞があります。
ネックリセットの際はこのように、エポキシパテで空洞を詰めておきます。
空洞はずっと奥までありますので、ある程度ネックジョイントの辺りの強度を補えるように。
詰めた部分は、緩くなく出来るだけきつく詰めます。
ネックの角度が狂う原因は、ボディが弦の張力に負けて歪む事が原因ですので、空洞があっては尚歪み易くなってしまいます。
アダマスやエリートはこの短くなった部分のフレットの処理が面倒です。
フレット打ちは、エリートより指板がフローティングしているアダマスの方がより難しい。
状態によってですが、フェンダーのようにネックを外した状態でフレットを打つこともあります。
このナットは、オーナーの亡きご友人が作ったナット、象牙で作ってあります。
高さは足りてますので溝だけ調整してセット、形はそのままで。
ピックアップサドルはこの位の高さがカッコが良いですが、トラディショナルなサドルをイメージするとちょっと高い感じがします。
どのギターもそうですが、あれこれ考えて何が良いのか分からなくなってきます。
きれいな青です。
オベイションの品番の後に付く数字はカラーの番号です。
青は、-8(例えば1687-8)ですが、いろいろあり過ぎて分かりません。
この色はブルーグリーン(BG)ですって。
ですので1881-BGとなっていたり、グラデーションが掛って無くノーバースト(NB)なので1881-NBBGという表記のようです。
この時代はまだOvation の代理店で仕事させてもらっていたのですが、色々色やモデルが増えすぎて当時から分からなくなっていました。
すぐに思い出せるのは、-1サンバースト、-2赤、-3ってなんだ?黄色?、-4ナチュラル、-5黒、-6白、-7ベージュ、ナツメグ、-8青、-9茶、
ここまでは、すぐ思い出せます。