ネック折れ修理の「塗装修正無し」の完了形は見映えが区々ですので、ブログ上一番面白いのでは、と個人的に思っています。
塗装修正無しでも結構きれいに、「塗装修正あり」のプランでなくとも正解。と言う場合もあり。
見映えは気にしないから塗装無しにしたが、それにしたって痛々しく見えてしまったり、(それはそれでカッコよかったりします。)
過去のブログを見て頂いて、イメージしてもらえれば幸いです。
こちらのように色が明るくシースルーの場合は、割れの跡が目立ってしまいますので、塗装修正しても割れ跡は隠しきれません。
割れ跡を目立たなくするには、ネック全体の塗装を剥がして塗り直しすればある程度割れ跡は目立たなくなりますが、元の塗装の良い雰囲気は無くなりますし、コストもグッと上がります。
塗装修正をする場合は、せっかくですから割れ跡は目立たない方が良いので、多少色を付けて修正する事が多いですが、返って隠そうとはせずに塗装修正する方がきれいに見えたりもします。
今後も出来るだけビフォーアンドアフターの画像を紹介して行きます。
他にもいろいろとアップしてありますので、沢山見て頂ければ幸いです。
当方のネック折れ修理は、基本的に補強はしない修理です。
ネック折れ修理の接着剤は、タイトボンドやニカワでは無く、補強の要らない接着剤で修理する為その分コストが下げられ、塗装修正をしない仕上げなら更にコストを下げられます。
塗装修正の有無で強度の差はありません。
修理後の取り扱いに注意点等の質問もありますが、それは特に無く修理以前と同じように扱って大丈夫です。
ぶつけたり、倒したり、踏んづけたり、投げたりしなければ通常通り使って頂いて問題ありません。
但し楽器のコンディション維持の為にも太い弦を使用している場合や、アコースティック構造のギターは弦を緩めて管理するのが理想です。
いろいろな説がありますが、弦はしっかり緩めてください。
緩い分には、いくら緩くても大丈夫です。