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力木(ブレイシング)はがれ接着 / Wash Burn D-46

これは何かと言いますと、バックの力木の剥がれを接着している所でございます。

力木ハガレは修理前後の見た目がつまらないので、記事も少ないですがたまには書いてみます。

ジャッキをかけて圧着しています。

広範囲に剥がれいますが、ジャッキの位置は端に1本かけます。

2本以上かけてしまうと相殺してしまうので1本です。

 

 

では、その延長部分はどうやって圧力をかけるかと言いますと、外側からかけます、そうする事でジャッキの圧力も増す為、効率良く圧がかかります。

 

 


このギターは然程心配ありませんが、古いラッカー塗装の場合は、クランプの跡が付いてしまわない様、気を付けます。


クランプは力任せにかけるのでは無く、丁度良い力があります。

バランスが大事、密着すればよいのです。


ローズ系のボディであれば割ときれいに拭き取れるのですが、それ以外はシミが残りやすいので、一所懸命拭き取ります。

 

 


ボディの中の作業をする場合に気を付ける点は、ホコリやゴミをしっかり掃除してから作業に入る事。

ホコリはコンプレッサーでサウンドホーから、しつこく吹き飛ばします。


剥がれている部分にホコリが入り込んで接着剤の効力が落ちたり、ゴミが噛んで密着しなくなってしっまっては修理の意味が無くなってしまいます。

 

 


修理する場合、材料は何か、接着剤は何か、パーツはどこ製か等は勿論大事ですが、それ以前にもっと大事な事があるのです。