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ブリッジ剥がれ修理 / Rosso Arumard

大概ブリッジは反ってしまっているので、接着面は平らに直して貼り直します。 

勿論トップ側も平らに直して隙間無く貼ります。

 

 どちらも平らでピタッと戻るのであればそのまま貼って良いかと言えばダメなんです。

古い接着剤はきれいに取り除かなければ接着力は半減してしまいます。

 


いつも言っている事なのですが、弦は緩めましょう!


緩い分にはいくら緩くても大丈夫です。


ほとんどの皆さんは、ネックの事を心配されます。

しかし、その70Kg以上の張力は他の部分にもかかっているのです。
 
 
 
 

 

お世話になっているギターショップで、当方以外にも修理屋が入っているのですが、そちらでネックリセットしたMartin が弦を緩めたにも関わらず半年でまたネックが起き上がってしまった、という事らしいのですが・・・

その修理屋さんは良心的ですから、それは何かあるかもしれない、と無償でやり直すらしいです。

仮にうちの仕事でしたら、うちももめるのは嫌ですから、渋々 同じ様にしていると思いますが、多分その人は緩めたつもりでちょこっとペグを動かした程度なのだと思います。

弦を緩めておけば、ネック角度が狂う原因は無いのですから。

皆さん、いろんな考えがあります。

ペグを1回転緩める、半音下げる、緩めてはいけない、等々、緩めないよりも良いですし楽器によってはどれかが当てはまるかもしれませんが、アコースティックギター(ボディが空洞)なら弦はしっかり緩めましょう。

経験上、当方ではこのように言っております。