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フレット交換 / Gibson LP jr.


 

こちらのギターは、依頼人様のご友人の形見。

ご自身は左利きでこれから、このギターで練習する予定。

フレットを交換して、左用に直したいとの事でしたが。

今後転売する事は無いにしろ、今となっては非常に貴重なギターですので、これから練習するのであれば、右用のこのままで練習されてはいかかですか、と言う流れでリフレットのみのお預かりとなりました。

特にこのTVカラーは昔からサンバーストより高価でしたので、このまま残して頂ければ幸いです。

 

 

私が持っていた57年のサンバーストのjr.は、委託で17万円で売りに出しましたら、お店の方々に「皆ちゃん、高いよ。」と言われたのが、今から33~4年前。

スタンダードは昔から古い物は高かったのですが、いつの頃からかレスポールと名前が付けば昔では考えられないような値段がついています。

 

 

 


オールドギターの指板調整は出来る限り最小限に、もしくはやらずに。


オールドギターのナットは、交換せずに残す場合もあります。


その場合は高さが足りなくなりますので、底上げします。


目立たない様に出来れば良いですが、線が見えます。

画像だと余計に目立ち


フレットのエッヂは斜めにし過ぎず立てて仕上げます。


オールドの場合、ナットの1弦、6弦の溝がエッヂに近めなことが多い為、尚の事フレットのエッヂは立てて弦が落ちない様に。


リクエストがあれば、エッヂは斜めに落としますが、基本この形です。


エッヂを立てて仕上げますと処理が面倒ですが、この方がカッコよいと思っています。


どこを見てもカッコよい。


どこ見たってカッチョイイ。


いいですな~。