いつもご覧いただきありがとうございます。スタッフの山口です。こちらのギターは前にロッドカバーとピックガード再接着のブログで登場した70年代前半のGibson J-45Deluxeです。
ブリッジが改造されたようなおかしな状態だったためオリジナルっぽく作り直しました。
ブリッジ接着用の道具もありますがサウンドホールクランプを使います。
70年代のGibsonのブリッジは独特の薄さと形状ですね。年代によって至る所に変化があるのがGibsonの魅力だ、という人がいますが僕もそう思います。過渡期に見かけるような仕様が混合された個体に胸が熱くなる人も多いのではないでしょうか。
フレットも新しく交換して行きます。
フレットを打つ前の修正された指板にいつもうっとりします。長年の汚れや手垢で見えなかったローズウッド本来の木目の美しさが甦ります。
サンドペーパーの目が細かすぎるとあまりカッコ良くない、というのは多くのアコースティックギターを見てきた師匠からの教えです。
たまにフレットプレスを使いますが最近はトンカチで打つ方が多いです。
前のブログでピックガードを貼ったら完成です。70年代Gibsonはもっと評価されてもいいと思わせてくれたギターです。斉藤和義さんもたまに使っていますね。何よりも本家Gibson自身がもっと評価するべきだと思ったりもします。