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ギターのクオリティを左右するかもしれない「含水率」とは?

皆さんが普段愛用しているアコースティックギターが、どのような工程を経て作られているのかご存知ですか?こちらでは、ギターを製作する上で欠かせない「含水率」についてお話させていただきます。

ギターの仕上がりを握る「含水率」って?

ギターの仕上がりを握る「含水率」って?

木材の重さに対して、水分がどのくらい含まれているのか表したものを「含水率」と言います。木材を乾燥させると材質が変化し、固く耐久性のある質感になりますので、その性質を利用して建築や家具、ギターが作られています。
住宅の資材や家具など、生活で使用するのに適した耐久性にするには、含水率を15%以下にすることが必要となります。

一方、楽器に使われる木材はというと、基準値の約半分である7~8%まで含水率を下げて使用されます。

ギターの含水率を握る「シーズニング」

ギターの含水率を握る「シーズニング」

一桁台まで含水率を下げるということは、表面と内部の含水率の差で割れや劣化など様々なリスクも想定されますので、シーズニングを行います。シーズニングは、含水率が一定になるよう調整することを言い、ギターの仕上がりに大きな違いを与える大切な製作工程です。

この作業を経て綺麗に仕上がったギターの木材は、より堅く強度の高い上質な木材に変身します。そのため完成したギターは、ある程度の湿気や衝撃にも耐えられる丈夫な作りとなっています。

しかし、そんな丈夫なギターでも、長く愛用するにつれてトラブルは起こるものです。極度の乾燥によるひび割れ、湿気による木材の膨張などのギタートラブルは、確かな技術と経験をもって正しくメンテナンスをすると良い状態に直すことができます。

東京都内でギターのリペア・メンテナンスショップをお探しであれば、皆川ギター工房をご利用ください。予算・お見積りの相談や急ぎの修理依頼もできる限り対応しますので、ギターのメンテナンスをする際は皆川ギター工房までぜひお問い合わせください。