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ネックリセット / YAMAHA NO.100

とても高いです。

弾き易い弦高になるように修理します。

 

クラシックギターのほとんどはダブテールジョイントでは無い為、ネックが抜けません。

ですので、過去にも修理例で挙げておりますが、こちらも同じ方法で進めます。

クラシックギター ネック角度修理

この方法は昔クロサワ楽器の山口さんに聞いたやり方。

「クラシックのネックって抜けないじゃないですか、どうやってリセットするんですか?」

「ん?リセットできないから指板でやるしかないんじゃないかー。」と教えてもらいました。

山口さん今も御達者でおられるでしょうか。

 

 

ネックは抜けませんので、指板を剥がします。

おーっと!ダブテール!

ダブテールジョイントです!!

ちょっと得した気分です!

ならばネックリセットします。

 

いい感じになりました。


6弦…3mm位


1弦(ナイロン弦見えませんが…)…2.5mm位


サドルはこんな感じ。

もうちょっと低ければカッコよかった。

 


指板を修正して、リフレット。


新しいフレットに合わせてナットは交換。


 


 


指板を剥がしたので、塗装も修正しなければなりません。


 


 

 

持ち込まれたギターを「直す価値ありますか?」と聞かれることがよくあります。

価値はその方の思い入れの部分なので、私には分かりません。

オーナー以外、誰にも分らないのです。