フレットのすり合わせをする機械というのがあるらしいのですが、とりあえずそれでやってみてもらったようですが、問題解決にならなかったようです。
物事には各々の基準や物差しが違いますので、判断が異なるのは仕方ないと思います。
当方であれば、この状態でフレットのすり合わせという選択は無いのですが、この状態でビリつかない様にすり合わせをするのであれば、ポジションによってはフレットがぺったんこになるような調整になったはずだと思います。
ご依頼人のお話によれば、「この先はネックリセットが必要なので、アコースティック専門の修理屋で、」と言う事で、プランの流れが良くわかりませんが、当方をお勧め頂いたようで嬉しかったですけど、こちらのギターは当方の見積もりではネックリセットの必要はありませんので、ショップによって判断基準の違いを改めて痛く感じた仕事でした。
ですので、逆にうちで納得いかなかった人が他所で見てもらったら「こんな事したの?」なんてことが無いとも限りません。
判断基準が違うのですから、当方を信頼して頂くお客様には本当に感謝いたします。
さださんで 一つ思いだした話があります。
私(葛飾区出身)が中学生の時、中川中学から転任して来た、理科の中島先生が授業中に話していたこと。
「彼(さだ君)はね、授業中一切ノートは取らないけど、全部、記憶している。集中力がすごい。」
「キミ達もそうしなさい。」位の勢いで話されていましたが、無理です。
ただただ、ノートを書かない子になるだけです。
バイオリン以外の事はやらなかったという、さださんの天才っぷりがほんとによくわかったお話でした。