山口君のページ
ネックリセット&ブリッジ溝修正 / Kalamazoo
ネックリセット / Epiphone TEXAN 1968
ピックガード交換 / Gibson J-35
スタッフの山口です。
今回はピックガード交換です。今回はクイズ形式です。
Q.写真の今ついているピックガードは問題がなさそうに見えますがオーナーさんは交換を希望しました。それはなぜでしょうか?
答えは最後に。
いい面構えになりました♪
皆さんはもうお分かりだと思いますが、クイズの答え(交換理由)は「虎目柄の向きを変えたかったから」でした。
せっかくリイシューモデルなんだから、なるべく当時のモデルに似せたい!と思うのは至極当然のことだと思います。きっと雑誌やネットで見て「あれ?俺のJ-35と虎目柄の向きが違うじゃん!」と気づいたのでしょうか。
気づいたら最後、ずーっと頭から離れずに気になり続けてしまう気持ち、分かります。
柄の向きもそうですがピックガードの面取りや磨きの工程をプラスすることでいい感じの質感になります。
確かに交換に使用する素材は新品でピカピカ、人によっては気にしない人もいるかもしれません。大きさをカットしてペタっと貼るだけ、わざわざ工房に依頼する必要はありません。
料理に似ています。一手間、二手間を加えることで味が良くなりますが、分かる人は分かるし、全く気が付かない人もいます。何が言いたいのかというと、オーナーが良ければそれでもOK。また、手間を加えすぎて失敗する、なんてこともありますね。一時期、カレー作りに凝って市販のカレールーにこだわりのスパイスや調味料を加えて、結局カレールーだけの方が美味しかった、なんて経験があります。何事も「良い塩梅」があるのだと学びました。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
ブリッジ交換 / Martin 00-18
数え切れないほど本物のビンテージアコギを見てきた師匠に細かいところまでディティールを相談して進めます。図面や採寸データだけでは及ばないレベルまでできてこそ職人だと思っています。AIや3Dプリンターには無い魂がそこにはあるのです。
めっちゃかっこつけたこと言ってますね(^O^)でも本当の事です。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
ブリッジ貼り直し / Gibson J-45 1968
ネックリセット /Gibson L-00
一目で分かるヴィンテージギターの風格です。このくらいの小ぶりなギターを自宅用にずっと探しておりますが、何せ良いギターにたくさん出会える恵まれた環境におりますゆえ、目移りして迷っているうちにどんどん相場が上がって手が出なくなってしまいました( T_T)\(^-^ )
そんなナイスギターを数多くネックリセットしてきた当工房ですが、皆川氏も僕もカウントしておりませんので一体今まで何本やって来たのかわかりません。しかしながら全国的にネット検索しても、うちほどネックリセットの記事をあげている工房は見当たりません。
「ネックリセット本数日本一!」の看板を自ら掲げなくとも、お客様がブログを見て「ここは日本一やってそうだな」と思って安心して預けていただければ幸いだと思っております。
「数をこなすよりも大事なことがあるぞ」、とどこかから聞こえてきそうなので今日はこの辺で失礼します。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
ブリッジプレート交換(トップ矯正)&ネックリセット / Gibson L-1
ネックリセット&リフレット / Framus 12弦