修理実績
ネック折れx2 / Martin
ネック折れ(ホームリペア失敗)/ Gibson LP
指板(フィンガーボード)修正 / クラシックギター(フラットフィンガーボード)
修理等でネック折れと並んで依頼が多いのがリフレット(フレット交換)ですが、フォークギターやエレキギターと違いクラシックギターはあまりありません。
クラシックの場合1~3弦がナイロン弦ですのでフレットがほとんど減る事がありません。
ですが、他のギター同様、指板(フィンガーボード)が歪んでいるものは、フレットを取って指板を修正しなければなりません。
どのギターの指板を修正する際も、ストレートにする事が一番の目的ですが、それに到達するためにバランスが悪くなっては元も子も無くなってしまいます。
10歩引いて、仮にバランスが崩れても、弾き易くなれば良いのですが、弾き難くなってしまっては全く意味の無い事になってしまいますので、リフレット(指板修正)する以前にネックの修理をしなければバランスが保てない場合があります。
ネック折れ修理 / Gibson J-200
塗装修正有りは実感で言いますと、ネック折れ修理全般の3割位かなという印象です。
過去のネック修理にて、再度倒して修理箇所では無いところが折れてしまったという事例は幾つかありますが、使い続けていてヒビが入ったや、また折れたという報告は一度も無いのが当方の自慢でございます。
外れない接着サドルを取る(サドル交換)
今回はサドル交換ですが、これがナットのように接着されているとナット以上に取り外すのが面倒になります。
過去にナットの外し方を紹介いたしましたが、方法としては同じです。
但しナットより細いので、より慎重に進めます。
こんな感じです。
↓
アコギもエレキも同様に、このナット、サドルと言うパーツは簡単に考えてしまう人も多くいますが、これの良し悪しで、音も弾き心地も左右されます。
ナットであれば、弦の溝ひとつ取っても弦に対して、溝の形、幅、角度、・・・とても深いのです。
ネックリセット / Gibson J-200 (extension付き)
こちらの修理は、同業者からの預かりで、リフレットは途中までの為、ピカッと光っていません。
フレット交換(リフレット) / Gibson J-200 lefty
リフレット(フレット交換)/ Vanzandt Tel
ネック折れ修理 / Epiphone
ソフトケースに入れていて、出した時には折れていたと言うことですが、ハードケースに入れていても、同じ事は起きます。
ソフトケースの場合、アクシデントがあった際はある程度のダメージは避けられないかもしれませんが、ハードケースの場合は、入っている状態や入れ方によって左右します。
まず一番良いのは、ケースに入れて前後左右に振ってみて、中でギターが動かずフィットしている事、ネック全体もしくはナット下付近がしっかり枕に乗って、ヘッドの先がどこにも当たっていない事。
緩くて中で動いてしまう場合は、新聞紙等で隙間をつめてやります。
普段はあまり神経質になるのも大変ですが、宅配便等を使って移動させる場合は、是非参考にしてみてください。