このギターがどうだったかは覚えていませんが、指板へのオイルは程々にしましょう!
オイルなのだから、きっとやればやるだけ良いと思い込んでいる方がいるようですが、オイルも水分ですのでやり過ぎは返って逆効果です。
オイリーフィンガーボードは、サンドペーパーはすぐ目詰まりしちゃうし、しないと後々面倒なので意地でもマスキングテープをしたいのですが、剥がれてしまいますし、貼り付かないから、すごくイライラしてしまいます。
このギターがどうだったかは覚えていませんが、指板へのオイルは程々にしましょう!
オイルなのだから、きっとやればやるだけ良いと思い込んでいる方がいるようですが、オイルも水分ですのでやり過ぎは返って逆効果です。
オイリーフィンガーボードは、サンドペーパーはすぐ目詰まりしちゃうし、しないと後々面倒なので意地でもマスキングテープをしたいのですが、剥がれてしまいますし、貼り付かないから、すごくイライラしてしまいます。
ネックリセットした際、指板やフレットもネックをトータルで直さなければならない事の方が多いのですが、特に必要が無い事も当然あります。
指板が歪んでおらず、フレットの浮き等無く減りも大きく無く、ネックに反りがあってもアジャスト調整可能である場合。
これ位の条件が揃えば、リフレット(指板修正、ナット交換込)せずにリセットのみ(フレットすり合わせ、サドル交換、他調整込)で完了出来ます。
ですが、ネックを抜かなくてはならない事態にまでなっている場合、やはりリフレットも必要になる事が多いようです。
もしくは、出来るだけコストを上げたくない場合等は、多少の事は我慢してリフレットをしない。
ここからはまた私の想像ですが、ヒールを継がない理由を最初は、ダブテールジョイントの為かと思ったりしたのですが、あまりそこに理由は無いような気がします。
やはり正解は、ヒールもヘッドもネックを丸ごと成型してしまえば、生産効率が上がるではないか、と言う事ではないでしょうか。
結果的に時代が経つにつれ、贅沢な木の使い方になったのではないでしょうか。
実際は分かりませんが贅沢な、と言って無駄が多いかと言えば他の工法と比較しても、ちゃんと考えて取っている(木を使っている)と思いますし、然程無駄は多くはないと想像しています。
想像です。
本当の正解を知りたい方は、ご自身でお調べください。
そしたら教えてください。
ひとまず、5月10日(日)まで新規依頼のご来店受け付けは自粛させて頂きます。
仕事はこちらで、今まで同様こつこつやっておりますので、お問い合わせは、電話、メール等で、お構い無く下さい。
恐らくゴールデンウィーク明けと共に5月6日から生活が解放される事は無いと思いますし、解放してもまずいのではないかと思っています。
ですが、緊急事態が明けた後の来店のご予約等もなんでもお問い合わせ頂ければ幸いです。
修理例も今まで通り、定期的に更新していきます。
本日もアップしていますので、よろしければ見てみて下さい。
現在お預かりしている修理は、順次進めております。
お待たせしておりますが、完了した時点で連絡差し上げます。
今までとは全く違う生活習慣になってしまい、お金の事も含め苦労が絶えませんが、お互いに何とか、がんばりましょう!
預かる時に言ったもん! きれいに直んないですよ。って。
ならば、私なりにやるしかないんです。
今までもいろんな修理資料を本や、パソコンで見てきましたが、みんな上手くてどうやっているのか分からないのですが、あーやって仕事が出来る人はいい修理代取るんだろうな、とは想像がつきます。
単板ボディであれば戻せたところで勝負あり!になるが、このギターは合板ボディなのである程度戻せたとしても削って整形する事がほとんど出来ないから戻しても意味無いか…。割れてる部分は交換しないと…。
! 表面だけはぎ取って、変えればいいんでない? 合板なんだもん。
ひらめいちゃったな~!と思いましたが、完璧に密着させないと出来上がった後、浮いてる所は押すとプカプカ、フニフニ、してしまいます。
でも、もうそれしかアイディア無いので、それでいきます!
この方法は、やった直後は達成感に満足するのですが、翌日見ると気持ち悪くなります。不自然過ぎて。
やった直後は「うまいな~。」と自画自賛出来ているのでその場合は、冷静に見てはいけなかったのだと思います。
「こんなことにあんなに時間をかけたのか…」と、昔2~3度やった記憶があります。
ですので杢目を描き込む修正は一切やらなくなりましたが、なんでも経験しておくものだと思いました。
その時の教訓が多少生きたと思います。
「こんなもんでしょ。」と思えば諦めつくし、意外とよく見えます。
勿論、出来るだけきれいに仕上げたり、傷が無いきれいな状態は気分も良いものです。
その反面、音楽をやる道具は、必ず擦れて傷ついて、時にはこのようなアクシデントにも見舞われます。
このような傷跡もこのギターの歴史、弾いてきた人の歴史として愛でて頂ければいいな、と思っています。
ロングサドルのブリッジで割れる事が多い部分ですが、こちらはショートサドルで同じような割れがあります。
何度修理しても繰り返すので、再発しないようにと言うご依頼。
力がかかるここの部分は接着だけでは到底持ちませんので、元より強くなるように修理します。
これしきのクラックがそれほど問題なのかと申しますと、現状でもサドルが前傾している事が確認できますが、将来的に確実に割れが広がり、溝から前へ倒れ込んで折れてしまいます。
そうなったら修理すればよいと言えばそれでも良いのですが、この場合はそうなる前の方が手間がかからなくて良いと思います。
チューニングを繰り返すと、針金をグニグニやっている事に近いので、弱い弦(フォークギターは、1、3弦)は切れやすくなります。(エレキは1、4弦…プレーンの1番細い弦と巻き弦の1番細い弦)
どうしても頻繁に切れてしまう場合は、切れやすい1弦、3弦は、そのままチューニングしたまま、他の弦を緩くしてやれば大丈夫です。
弦を緩める、緩めない、1音下げる、1回転緩める等々、いろんな説がありますが、当方の場合は長年の経験上から、緩い分にはいくら緩くても良い。であります。
弦を緩めた場合には、逆ぞりする可能性はありますが、(大半が緩めた事がそもそもの原因では無いと思うが…)緩めなかった場合には、ネックの不具合、ネックが無事ならブリッジの不具合、ブリッジが無事ならトップの不具合、またはいいろいろ複合してと、必ずどこかに歪みが出ます。
フォークギターでは70㎏以上のチューニングの負荷をかけるわけですから、それが長期に掛かり続けてしまえば薄い箱のボディは、ゆっくりと歪んで行き、そのうちネックの適正な角度が維持できなくなります。
いちいち面倒くさいとお思いの方は、「めんどくさ~いっ!」って言いながら楽しみましょう。
色々な修理が合わさった場合は分けて記事にすると良いのですが、今回は1回でまとめて見て頂きます。
トップの割れ、ブリッジのスリット直し、PU取り付け、ネックのリセット、リフレット、画像は無いのですが他に力木の剥がれもあったかと思います。
十三年位前に買った、すでに10年落ちしてた軽自動車を直し直し、まだ乗ってます。
安物を見くびる人が時折いますが、違うんです。
気に入って持っているのです。
このギブソンは安物ではありませんが、うんと安いギターの修理依頼の場合も同じ熱量で修理にかかります。
長く預かる事も多いので、そのうちに修理代が惜しくなっちゃう人もいるようで。
安いギターも確実に引き取りに来て頂くには、前金をもらった方が良いのかなと考えたりします。
連絡がつかなくなると、最初は具合悪いのかと思ったりしますが、そのうち憤りを感じてきます。
一所懸命にやってるだけに、悲しいやら悔しいやら、売り上げが立たないまま置いておくしかないんです。
処分したって修理代、回収出来ないんですから。
すいません、愚痴になってしまいました。
フレットが減り始まったら交換する人、すり合わせをして整え直す人、区々です。
どのくらい減ったら交換と言う標準はありません。
弾き手の好みにより決まります。
もしくは、納期や懐事情等。
体の病気では無いのですから、そんなに深刻にならなくても大丈夫です。
自分で決めればよいのです。
弾く人が問題無ければ誰の言う事も聞かなくて大丈夫です。
体の事はお医者さんの言う事をちゃんと聞いてください。
私達はお医者さんでは無いですから。
高いギターは心配になりますが、弦がちゃんと緩んでいれば大丈夫。
継続して乾燥状態や過湿、高温状態、そして弦張りっぱ、に無ければ大丈夫です。
長くほっといておかしくなる場合は、これのどれかの状況下にあると言って過言ではないと思います。