ギター修理その他

ギター修理その他

フレットすり合わせ

before

フレットすり合わせ01

フレットが減っている事とザラザラしている事で、
チョーキングの際音が詰まってしまい、伸びもありません。

フレットの高さがまだ充分ありますので、すり合わせて整えます。

after

フレットすり合わせ02

フレットのエッジも整えます。
(弦を張ってしまい分かりずらくてごめんなさい。)

フレットすり合わせ06

うちのサイトはアコギばかりでジミなので、
エレキが写っていると華やかになります!

フレットすり合わせ05

↑フレットと指板の際辺りは磨きずらいのでこんな道具を使ってます。
プラスチックなのに20年こわれません。

 

ピックガード貼り直し

接着面をきれいにして、強力両面テープで張りなおします。
【ピックガード(P/G)の修理では、MartinのP/G作製が一番多いのですが、いつも撮り忘れてしまいます。】

ピックガード貼り直し

バインディングはがれ修理

バインディングはがれ修理01

バインディングはがれ修理02

セルバインディングは縮んで、くびれの部分からはがれてくる事があります。

つなぎ部分のヒール下まで剥がしてから貼り付けます。

足りなくなった部分にセルを足して仕上げます。

力木(バック ブレーシング)はがれ修理

力木(バック ブレーシング)はがれ修理01

力木(バック ブレーシング)はがれ修理02

ふたつとも同じ写真ですが、フラッシュ有りと無し。

トップに敷いてあるのは(バックにも)ダンボール紙です。

(クランプの跡が付いてしまったらイヤなので。)

掃除機とコンプレッサーを駆使して中を徹底的に掃除してから作業に入ります。

(接着剤にホコリが混ざるとイヤなので。)

交換用トラスロッド

トラディショナルなトラスロッドでもいくつかのスタイルがありますが、皆川ギター工房ではロッドエンドを溶接したこれ(下側)を使っています。
(上は外したもの)


ギター修理別ページはこちら
http://ameblo.jp/m-guitars/entry-11437293682.html
交換用トラスロッド

オリジナルギター製作 (終了)

オリジナルギター製作01

オリジナルギター製作02

このギターのコンセプトは
簡単に言うと、僕が欲しかったギターです。

おうちでもあまりうるさくなくアコースティックギターを弾いている感が満足するようにと思って作りましたが、音量が思ってた以上にあります。
こんな薄いボディーなので「鳴る様に」しなければと思って作りましたが・・・。

 ボディーはサペリを使用しています。

サペリと聞いて「何それ?」と思う人もいると思いますけど、アフリカンマホガニー同様、ホンジュラスマホガニーの代替材です。
最近のカタログで「マホガニー」と表記されているものはだいたいホンジュラスマホガニーの親戚達ですね。
ホンジュラスマホガニー(ホンマホ)が唯一入手可能な本物のマホガニーと言う事で皆さんに愛され続け、
これを使う理由はよく分かります。(僕も使います)
しかし、ホンマホではなくても良質の材料(樹種ではなく質そのもの)で出来上がったものが良ければ良いのでは?と僕は思うんです。

ホンジュラスマホガニー神話のようなものがどこかにあって、ホンマホじゃないからネックが折れやすいとか、音がいまいちとかいろいろ言われますが、そんな事は決して無いです。       
各メーカーが制作家達が昔のギターには無かった材料を使って質の良いギターを作っています。

とても勉強になりますし、樹種保存の為にもこれからはそれが正解なのでは?

と、思う今日この頃です。

  このギターのスペック ↓(ボディも含めスペックはそのつどいろいろです。)

ピックアップのシステムは、インブリッジのワンピックアップのワンボリューム。
ネックはホンジュラスマホガニー。
トップはシトカスプールス。

オリジナルギター製作03
オリジナルギター製作04